アルミニウム溶解プロセス向け酸素富化燃焼技術の実証 ~CO 2 排出量を従来の空気燃焼に比べて最大24.1%削減を実証~

2026年
環境日本
アルミニウム溶解プロセス向け酸素富化燃焼技術の実証 ~CO2排出量を従来の空気燃焼に比べて最大24.1%削減を実証~

日本酸素は、日本軽金属及び日軽エムシーアルミと共同で、酸素富化燃焼技術を適用したアルミニウム溶解プロセスにおいて、CO2排出量を通常の空気燃焼と比較して最大24.1%削減することを実証しました。2050年カーボンニュートラル実現に向けては、日本国内に約3.7万基存在するとされる工業炉からの温室効果ガス(以下「GHG」)排出削減が急務となっています。日軽エムシーアルミの商用アルミニウム溶解炉に酸素ランス方式(図1)を用いた酸素富化燃焼技術を適用し、酸素濃度が約40%までの条件で溶解試験を実施した結果、従来の空気燃焼と比べ最大24.1%のCO2排出量削減を達成し、省エネルギーとカーボンオフセットにメリットがあることを確認しました。また、酸素リッチな雰囲気に伴いトレードオフの関係となるNOx排出などの環境への影響および製品品質・歩留、操業面や設備への影響がない事や酸素富化濃度および酸素投入位置を最適化することで、更に高効率なアルミニウム溶解実現の可能性も確認できました。今回の実証試験により得られた多くの成果に基づき、アルミニウム製造におけるGHG排出削減へ挑戦を続けていきます。

図1 酸素ランス方式